●何のための代議士か
まずはローカルな話から
袋井と掛川の市立病院統合構想:袋井市長が議会答弁、判断時期延期か /静岡袋井市の原田英之市長は8日、袋井市民病院と掛川市立総合病院の統合問題での市長判断について、「適切な時期に明らかにしたい」と述べた。市議会の一般質問に答えた。同市長は昨年の12月議会で、「今年度中に方向性を示したい」としていたが、判断の時期を遅らせることを示唆した。
両市の検討委員会は、ともに医師不足などを理由に両病院の統合を提言。袋井市議会の市民病院問題特別委員会は先月、統合案を支持したが、掛川市議会の広域行政問題特別委員会は7日、県や菊川、御前崎、袋井3市と森町を含めて協議を重ねるべきだとする意見をまとめた。
戸塚進也・掛川市長は議会の意向を踏まえ4月中に考えを示すとしている。【舟津進】
毎日新聞 2007年3月9日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shizuoka/news/20070309ddlk22010197000c.html
袋井市民病院と掛川市立総合病院の統合の話は以前も書いた。集約化の流れの中で自然な流れかと。
・・・と思っていたらどうやら先送りするらしい。大事なことはとりあえず先送りと言うのは政治の世界では常套手段なのかもしれないが、そうしているうちに共倒れとなってしまっては洒落にもならない。そもそも医局人字春の陣に耐えられるのだろうか・・・
統合の形としては袋井の建物が老朽化していることもあり、掛川のほう(決して新しくはないが・・・)に吸収される形になるのではないかと個人的には読んでいるのだが、そうなると病院が遠くなる袋井市民にとっては不満で結果選挙に響くと考えた袋井市長が待ったをかけた。という構図が浮かぶのは私だけだろうか?
さてさて、ここで本題。掛川や袋井と言うのは衆院静岡3区、キカイダーこと柳沢伯夫厚労相の地元である。彼の発言は医師たちの怒りを買っているが(詳しくは天漢日乗参照)その地元が県内の医療崩壊の急先鋒を切っているというのはなんと言う皮肉だろうか。
地元の病院がやばいと知った地元民が起こす行動は彦根市の例を見てもわかるように署名運動であるが、いくら署名を集めて市長に提出したところで、一自治体の首長にできることはせいぜい雀の涙ほどの病院予算を烏の涙ほどにする程度である。こういうのってなんていうんだっけ・・・暖簾に腕押し、ぬかに釘、豆腐に鎹・・・ちょっと違うな。まあいいや。ともかく署名なんてたいして意味がない。本当に困っているなら一人1万出せば5万人で5億円である。この金で医師を招聘すれば話が早い・・・が、困っているが金は出さないと言うのがデフォルトである。署名するのはただなんだから。
ではどうすればいいか。医療崩壊は地方行政レベルでどうにかなる問題ではなく、国の医療行政の問題である。文句を言うなら国に言わなければいけない。しかし、厚生労働省に署名を届けたところで焼け石に水である(あ、思い出した。これだ。)ではどうすればいいか?そこで利用するのが国会議員である。そもそも小選挙区で選出される国会議員の役割のひとつは地元の声を国政に届けることである。つまり、署名を集めて市長に提出するのではなく、地元選出の国会議員に提出するなり、陳情すればよい。
そこで柳沢伯夫である。困っている掛川、袋井市民よ柳沢伯夫事務所に行って不安をぶつけるのだ。厚労相と言えど一国会議員であり、落選すればただの人である。地元の声は無視できまい。ということで連絡先である。
| 柳沢はくお後援会磐田地区事務所 (代) | 0538-36-0193 | 静岡県磐田市中泉543-6 | |
| 柳沢はくお後援会磐田地区事務所 (FAX) | 0538-37-3281 | 静岡県磐田市中泉543-6 | |
| 柳沢はくお後援会掛川地区事務所 | 0537-22-1304 | 静岡県掛川市中央1丁目13-11 | |
柳沢はくお後援会掛川地区事務所 | 0537-22-4456 | 静岡県掛川市中央1丁目13-11 | |
| 柳沢はくお後援会本部事務所 (FAX) | 0538-43-6155 | 静岡県袋井市久能1748-1 | |
| 柳沢はくお後援会本部事務所 (代) | 0538-43-6685 | 静岡県袋井市久能1748-1 |
と障害者が九州の片田舎の病院で(一応掛川市民)書いてるこんな超過疎ブログで主張したところで異味があるのだろうか・・・。イマドキの政治家ならウェブサイトのひとつでも用意しておいて欲しいもんだ。そうすればメールのひとつでも打てるんだが。こうなったらTB乱射するか・・・いや、恥ずかしいからやめとく。


コメント
市民病院の統合問題を検索する内に、このサイトにたどりつきました。
私は、老いた親に付き添って病院を利用する市民です。掛川・袋井の市民病院統合は、表向き医師不足を理由にしていますが、両市の他静岡県の意向も絡んで、分かり難いウラ側があります。
あまり興味がないジャンルの話でしたら削除してください。
両市民病院の統合については、以前から予想されていた話ではなく、昨年降って沸いた話のようです。
老朽化した市民病院の建て替えを検討していた袋井市に目をつけた静岡県は、多額の県費を投入して開発したものの売れ残っている愛野地区の土地を買わせようとしたのですが、袋井市が躊躇したので、隣の掛川市に半分背負わせるために、統合話をでっち上げたのです。
わずか2年前の合併協議の際には、病院の移転や統合は一切ふれられず、合併後も区画整理で残って処分に困った土地を、病院の駐車場に押し付けた位ですから、その時点でも袋井との話はなかったはずです。
話が持ち上がって、半年間で3回の検討委員会が開かれリッパな提言はできましたが、現在掛川市が市民にひた隠しにして進める統合計画は、提言で指摘されている地域内の公立病院との連携に背を向け、ベッド数も(合せて)850から500に減らし、医師も(同)100人から70人程度を目指すものです。
国の医療費削減・療養ベッド廃止の方針に従い、県の遊休地処分に協力して、補助金の上乗せを狙う両市に、果たして目論み通りの高度医療の中核施設が生まれるのか、70人程度に減らせば医師が集まるのか、私達市民も注目しています。
本当に掛川市に高度医療の中核施設が必要かどうか、正直市民にもよくわかりません。
本当は、その前にもっと必要なものがあるような気がします。
Posted by: 鈴木良夫 | 2007年7月16日 22:26
コメントありがとうございます。お返事が遅れてしまい申し訳ありません。
もしこの話が事実であるのであれば、住民の医療が県政の尻拭いに利用されていると言うことですので問題だと思います。しかし、陰謀論であるようにも思えます。これ以上は情報に疎いのでコメントできる立場にありませんが。ただ、現在の両市民病院の医師不足は事実です。果たしてこの問題が統合することで解決されるのかはわかりません。しかし、現状のままでは共倒れしてもおかしくないくらいの状況でしょう。国や地方の行政にも大いに問題があると思いますが、住民も病院の利用の仕方を考えるべきではないかと思います。具体的には夜間救急のコンビに感覚での利用を控えるなどがあると思います。
もっと必要なものがあるとすれば、それは情報開示であると私は考えます。
Posted by: webmaster | 2007年7月21日 14:20
おそらく大変な状況の中でお返事をいただき、恐れ入ります。
おっしゃる通り中東遠地域の医師不足は、全国平均の半分ほどしかない医師数に見られるように、単に全国的傾向で済まされる状況ではないと思います。
しかし、それに対して行政がとった対応は、どう考えても理解に苦しむものです。
詳しい説明は省略しますが、合併で病院を磐田市との統合(編入)を予定していた袋井市は、予定変更で病院建て替えの議論を始めることになりました。
最終的に廃止でモトモト、旨く掛川が乗ってくれば、県がお膳立てした愛野に事実上の新市民病院をゲットとしたたかさを見せています。
医療関係者から「店終いの準備中」と揶揄される袋井市民病院からは、医師ばかりでなく患者の流出(避難)が続いています。
誘われた掛川がまとめた提言では、「地域内6公立病院の連携強化の上、中核施設として新病院を建設」としているにもかかわらず、市議会は統合の結論を急ぐあまり、立場の違いが埋まらない菊川・御前崎を遠ざけ、市民が不安(不満)を感じる愛野への移転を優先しています。
あなたが指摘されるように、「統合は避けられない」と言う認識は広がっていますが、「なぜ愛野か?」については、疑問の声がほとんどです。
県内の公立病院の中でも最大級の広さを持ち、良好な交通アクセスに恵まれた現掛川病院を捨てて、逼迫する財政の中から税金を投入して新たな土地を取得するメリットはないでしょう。
やはり、地域の医療レベルの確保、特に弱い立場の住民の利便性を考えれば、「愛野に統合病院」と言う結論にはならないと思いますが、どうお考えでしょうか?
Posted by: 鈴木 | 2007年7月22日 11:08
なかなかお返事できず申し訳ありません。
こちらで(勝手に)整理させていただきますが、病院の統合の必要性については認めるが「統合相手が袋井であること」と「愛野に新病院を建設すること」に対して疑問を感じている。ということでよろしいでしょうか?
確かに統合先の問題はあると思います。果たして「掛川・袋井」の組み合わせでよいのか、ということでしょう。細かい事情はわかりかねますが、「磐田・袋井」「掛川・袋井」などの組み合わせ候補のひとつであったのではないか、とは思います。
掛川市立総合病院公式サイトにあります提言書「掛川市立総合病院のあり方について」中から引用しますと
とあります。ここに統合病院の建設場所についての言及はありませんが、「掛川・袋井」の組み合わせとなった理由は双方の施設の老朽化という事情があるように思います。磐田病院は数年前に新病院を建設しましたし。さて、統合病院を愛野に建設する、と言うことですが、これは決定事項なのでしょうか?遠方のため事情に疎いもので・・・。とりあえず、「掛川・袋井」の組み合わせという事を前提に考えると、だいたいの中間地点であると考えることもできますが。確かに現在の掛川病院は非常に便利な場所にあると思います。特に高速のインターから非常に近いと言うことは大きいと思います。これを捨てるのは惜しいですね。ただ、掛川に作れば袋井の住民から遠くなりますし、袋井に作っても立場が逆転するだけで同じことでしょう。
いずれにせよ、この地域に複数の総病院が存在することは、現在の医療を取り巻く環境を勘案すると非効率であると思います。もちろん、マンパワー・資金等の問題が解決されれば、多いに越したことはありませんが。そして、統合の組み合わせが「掛川・袋井」であることも妥当性があるのではないかと思います。統合病院の建設場所については確かに愛野である必要はないでしょう。私も一応掛川市民ですのでバイアスが掛かってしまいますが、交通アクセスの面から考えても掛川に統合(吸収)と言うのがいいのではないかと思います。
確かに2つの病院が1つになることで不便になることは間違いないでしょう。ただ、峠を越えなければいけないような地理的条件ではありませんので、大きな問題は無いかと思います。東北地方などでは、冬に凍結するような峠を越えて病院に行かなければいけないような地域もあるといいます。それと比べたら(言葉悪いですが)マシでしょう。「弱い立場の住民の利便性」を確保するためにバスなどの交通機関を整備することは必要でしょう。
正直無知を承知でここまで書いてみました。勘違い等あるかもしれませんがお許しください。
Posted by: webmaster | 2007年8月 5日 20:12
ていねいなコメントをありがとうございます。
私自身の認識があやふやだったこともあり、もう一度整理し直さなければならないと思います。その後、新しい動きもありましたので、合せてまとめてみました。
掛川市側では、6月末頃から病院の職員組合を中心に自治会関係者などで、(統合の可能性を含めて)現市民病院の存続を求める活動が始まったようです。一般市民が参加した大きな動きに発展するかどうかは、もう少し見守る必要がありそうです。
市議会にも「旧小笠郡の自治体との関係を壊してまで、結論を急ぐべきではない。」と慎重な対応を求める意見もありますが、大勢としては9月には「愛野に統合病院を」で決着しそうな雰囲気です。
財政難を病院統合の一因にしている割には、満水にはゴミ焼却場の見返りに50億円もかけて運動公園を造る話が進んでいます。
一方、東山口地区の循環バスは不採算を理由に廃止されていますので、新しい病院へのアクセスは、かなり心配と言えそうです。
袋井市については、知り合いの袋井市民の何人かに聞いてみましたが、一旦廃止に向かった流れは変わらず、患者への対応に対する不評が目立ちます。
共産党市議団が、袋井市民を対象に行ったアンケート調査でも、かなり辛らつな意見が多かったらしく、「入院が必要になったら、磐田へ行く。」が「袋井の病院へ。」を上回っていたようです。
多くの市民は、「(数年後に)新病院をどうするか?」よりも「まず現状を何とかしてほしい。」と言う方に関心があるように思います。
個人的には、磐田又は掛川へ統合(現袋井病院の廃止)が自然と感じます。
磐田市では、ここ数年で入院施設を持った診療所や老人病院がいくつか新設されて、袋井・掛川に比べると条件は良い(マシ)ようです。
最近になって、市南部の国道150号線近くに徳州会が病院の新設を申し入れて、市の医師会との調整に入っています。実現すれば、浜松市南部から掛川市南部に至る地域が対象となり得るわけで、袋井市の新病院にも影響を与えそうです。
今年2月市議会で、市長は「磐田市民病院を中東遠地域の中核病院に。」と答弁していますので、同じ中核病院を目指す袋井・掛川新病院の行方にも、無関係ではないでしょう。
また、私のようなシロウトにはよく分かりませんが、これまで掛川・磐田へ医師を派遣して来た名大に代わって、浜松医大がこの地域への影響力を広げようとする動きを感じます。
あなたがおっしゃるように、雪の峠を越えるわけではありませんが、愛野へ移転することで事実上通院が拒まれる生活弱者は少なくないと思います。
「愛野でも磐田でも、そこにしかなければ行く。」と言える人達は、もっと遠くても行くでしょう。反面、「今の掛川病院なら、バスで何とか行ける。」と言う人達の中には、バスを乗り換えたり、電車を乗り継いだりは無理な人達が多いのです。
それでも愛野に移転しなければならない理由が何なのか、行政はしっかり説明責任を果たしてほしいものです。
Posted by: 鈴木良夫 | 2007年8月11日 23:14
静岡新聞が配信している『朝イチニュースメール(8月15日号)』中に
とありました。配信されたのはヘッドラインだけで、本文は紙面に掲載されたようですが、特別委員会で承認されたということで、本会議(と言うのでしょうか?)でもおそらく承認されるのではないかと思います。 これについては、若干穿った見方かも知れませんが、職員たちの保身のための運動と取ることもできると思います。医師・看護師については人出不足の状態ですので、統合しても雇用は確保されるでしょう。しかし、その他の病院職員は統合によって過剰になってしまうことが予想されます。この活動が本当に市民のためのものであるかと言うことについては、少し注意が必要なのではないかと思います。磐田市の南部に徳州会が病院の新設を計画していると言うのは初耳でした。確かに徳州会でしたら頼りになりそうです。磐田から焼津あたりの地域は民間の病院が少なく、公立病院に頼ってきました。公立がいいのか民間がいいのかというのは簡単には決められませんが。
私も決して詳しくはありませんが、名大がこの地域から引き上げ始めていると言うのは事実だと思います。しかし、浜医に関しても決して余裕のある状態ではないようです。大学にも人がいないのです。大学にも人手が必要ですから、今まで各地の病院に派遣していた医師を引き上げはじめています。これが昨今の医師不足のひとつの原因であるわけですが、これには国の政策も大きく絡んでいます。
そもそも、今までの制度がおかしかったと思います。病院側は医局に任せておけば医師の雇用に関しては心配がなかったため、自前で医師を雇用する努力をしてこなかった。つまり、勤務環境や待遇に関して無関心であった。ここで医局の人事能力が急激に衰えたため、医師不足の状態になった。と言えるのではないかと思います。自分で勤務先を選べるようになったら、条件の悪いところを敬遠するのも当然だと思います。
おそらく、統合が正式に決定すれば、公式なアナウンスもあるでしょうから、そこでどのような説明があるのか注意する必要がありそうですね。
Posted by: webmaster | 2007年8月19日 10:38
市議会については、あまり情報が出て来ないのですが、最近関係者から聞いた話では、議論がやや足踏みしているようです。
統合については、ほぼその方向に動いているようですが、愛野への移転には従来の推進派からも慎重な意見が出始めているようです。
最大の理由は、市民の利便性が奪われることとは関係なく、新しい土地・建物を取得する資金の目途が立たないとのことで、ハコモノ大好きの前市長が残した巨額の隠れ借金がネックとなっているようです。
2年前の合併の際にも、本来300億円程度の合併特例債の枠があったにもかかわらず、累積債務とのかねあいで100億円ほどしか特例際を利用できなかったほどです。
戸塚市長も、新たな病院の費用は現掛川市民病院の売却で賄えると踏んでいたようですが、昨年になっても病院に隣接する土地改良の残地が売れ残るなど、立地条件が良いはずのこの土地が売れなかったことで、慎重な意見が強まったと言うことでしょう。
あくまでも愛野への移転を主張する勢力は「別法人化して、借金をオモテに出さない方法もある!」と言ったウラ技も臭わせていますが、行政側の協力次第と言えます。
逆に「現市民病院の敷地内でも建て替えは可能。」と言った意見が、次第に増えているようです。
「最終的には、この辺が落としどころでは?」と言ったうがった意見も議会内にもあるそうで、来月に予想される市議会の結論が待たれます。
Posted by: 鈴木良夫 | 2007年8月26日 20:58