●ネグレクト
ネタ元はssd's Diary
介護放棄で男性死亡、妻子3人を殺人容疑で逮捕 広島
2007年01月29日13時29分広島市安芸区で、半身不随で寝たきりだった60歳の男性を介護せずに放置して殺害したとして、広島県警捜査1課と海田署は29日午前、同居していた元パート従業員で妻の松田由美子容疑者(63)、無職で長男の博之容疑者(36)、会社員で次男の実容疑者(31)を殺人容疑で逮捕した。男性は長期にわたって食事を十分に与えられていなかったとみられ、遺体は発見されたときに極度にやせた状態だった。家族の介護で殺人容疑が適用されるのは異例。
妻は「介護が面倒だった」と供述しているが、長男とともに殺意は否認。次男は「介護は母と兄にまかせていた」と供述しているという。
調べでは、3人は、安芸区中野3丁目の自宅で同居していた松田洋一さんが寝たきり状態にありながら、昨年9月ごろから介護を放棄。十分な食事を与えないうえに、医師の診察も受けさせないで必要な投薬もせず、同11月初旬ごろに1階洋間で松田さんを殺害した疑い。遺体は死後もそのまま放置され、県警が12月26日、異変を察知した福祉関係者から通報を受け、松田さんの遺体を自宅で発見した。身長173センチの松田さんの体重は発見時、32キロだった。
県警や関係者によると、松田さんは3年ほど前に脳内出血で倒れ、右半身がまひした。ほぼ寝たきりとなり、介護がないと生活できず、要介護3の認定を受けていた。近くの福祉施設のデイサービスを一時受けていたが、昨年7月ごろから依頼しなくなっていた。
県警は、3人が食事を十分に与えず、デイサービスも打ち切るなど、介護の状況が悪質であることから、松田さんが死に至ることを認識し、死んでもかまわないという未必の殺意があったとみている。
由美子容疑者らは、近所の人と会ってもあいさつ程度で、近所づきあいはほとんどなかったとみられる。
介護放棄をめぐっては大阪府警が今月22日、寝たきりだった大阪市城東区の女性(当時61)に食事を与えず、治療も受けさせずに衰弱死させたとして、夫と子ども2人を保護責任者遺棄致死容疑で大阪地検に書類送検している。このケースでは女性が治療を嫌がっていたことなどから殺人容疑での立件は見送られた。
これはひどい。とも言い切れない事件です。
政策主導で療養病棟が減らされ、退院を余儀なくされた介護の必要なお年寄りは自宅に戻ることを余儀なくされているケースはたくさんあるようです。しかし、自宅で介護できる余裕のあるところは少なく、現実には「老老介護」であったり、子供が仕事をやめて介護に専念したりすると言ったケースが多々あるようです。
本来であれば、自宅で介護できない場合の受け皿として介護施設のようなものがどうしても必要になってくるわけですが、国はこうした「下流」の整備をすることなく「上流」の療養病棟をぶち壊しに掛かれば、下流では洪水が起こるのは必然の流れでしょう。
このニュースに関しては同情しきれない部分もありますが、今後このようなケースは増えてくるんじゃないかと思います。あ、もしかしてこれが国の狙いですか?
そもそも、在宅へのシフトを進める政策には疑問を感じいています。このことについてはまたいつか書きたいと思います。

