●日本語能力の低下
最近真剣に悩んでいることがある。日本語の能力が確実に落ちてきている。もともと高かったとは言えないので、落ちていると言う表現は適切ではないかもしれないが、とにかく自らの日本語能力、特に語彙力が落ちている。
最近『医療崩壊』という本を読んだのだが、この本の中に使われている熟語の中に読めないものがたくさんあって軽くショックだった。意味は文脈から想像出来るのだが、読み方が分からないのは呼んでいてすっきりしないし、何より自分で文章を書くときに使うことができない。読みながら辞書を引けないので、その場で頑張って覚えてあとで辞書を引こうかと思ったのだが、大抵忘れてしまう。
昨日とあるブログのコメントを書いているときのこと。「受けている公共サービスより高い額の税金を払っている人は少ない」と言ったニュアンスの文を書こうと思ったのだが、「受けている」ではどうも格好がつかないので、別の言葉を使おうと思ったのだが、どうも出てこない。漢字二字の言葉だと言うことは分かる。と言うか知っている言葉のはずだ。もう少し言うと、二文字目が『受』という字だった気がする。
ということをしばらく考えていて、多分『享受』だろうと言う結論に至った。きっとあっているはずだが、もし間違っていたら恥ずかしいな。最近インターネット上でも『桎梏』とか『蹉跌』とかが読めないどころか意味も分からずあわてて辞書を引いた。
おそらく本をほとんど読まなくなった(と言うより読めなくなったのだが)のと、会話と言うことをほとんどしなくなったことが大きいと思う。新聞はよく読むのだが、基本的に中学生でも読める程度の語彙で書かれているはずなので、効果があるかは微妙なところ。やはり文学を読まないといけないかもしれない。今度三島由紀夫でも読もうかな・・・。会話をしないと言うのも大きい。基本的に対面してのコミュニケーション手段は「読唇+声らしき音」なので、できるだけ簡単な言葉を選んで使わないと相手に伝わらないと言った事情がある。だからこそ、ネット上で意識的に文章を書くトレーニングをしている。多分何もしないよりはマシだとは思うが。

