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2007年1月29日

●感動した

【裁判】 "全国の医師が逮捕に抗議" 帝王切開中の妊婦を死亡させた産科医、起訴事実否認…医療界注目の公判★4
http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1170038482/l50

より転載。何でこれだけハードでリスクの高い産科医になったの?と言う問いに対して

979 名前:名無しさん@5周年 投稿日:05/03/13 20:55:45 ID:MNH5Ljgv
うっとおしいだろうが聞いてくれ。

俺は赤ちゃんが好きで産科医になった。
小児科でも小児外科医でも良かったが、
赤ちゃんが死ぬ場所よりも生まれてくる場所で仕事がしたかったんだ。
想像したとおり素晴らしい職場だった。
誰のためでもなく、命がけで命を生み出すお母さん達。
産まれた命に惜しみない祝福を送る家族。
何かが起きたときには、それを及ばずながら手助けできる。
初めての帝王切開の子供が退院したときの光景は一生忘れない。

大学で研修生活を送るようになると、
そのお母さん達が癌で自らの命を削っている。
ちっちゃなちっちゃなお婆ちゃんたちが
腹水をパンパンに溜めて死んでいく。
助けたいと思うのは自然の流れだった。

笑顔で「おめでとう」って言えるのって、素晴らしい事だと思うんだけどな。
ただ、そんな気持ちを平気で折ってしまう今の現状は・・・どうにかならんものか。

●ネグレクト

ネタ元はssd's Diary

介護放棄で男性死亡、妻子3人を殺人容疑で逮捕 広島
2007年01月29日13時29分

 広島市安芸区で、半身不随で寝たきりだった60歳の男性を介護せずに放置して殺害したとして、広島県警捜査1課と海田署は29日午前、同居していた元パート従業員で妻の松田由美子容疑者(63)、無職で長男の博之容疑者(36)、会社員で次男の実容疑者(31)を殺人容疑で逮捕した。男性は長期にわたって食事を十分に与えられていなかったとみられ、遺体は発見されたときに極度にやせた状態だった。家族の介護で殺人容疑が適用されるのは異例。

 妻は「介護が面倒だった」と供述しているが、長男とともに殺意は否認。次男は「介護は母と兄にまかせていた」と供述しているという。

 調べでは、3人は、安芸区中野3丁目の自宅で同居していた松田洋一さんが寝たきり状態にありながら、昨年9月ごろから介護を放棄。十分な食事を与えないうえに、医師の診察も受けさせないで必要な投薬もせず、同11月初旬ごろに1階洋間で松田さんを殺害した疑い。遺体は死後もそのまま放置され、県警が12月26日、異変を察知した福祉関係者から通報を受け、松田さんの遺体を自宅で発見した。身長173センチの松田さんの体重は発見時、32キロだった。

 県警や関係者によると、松田さんは3年ほど前に脳内出血で倒れ、右半身がまひした。ほぼ寝たきりとなり、介護がないと生活できず、要介護3の認定を受けていた。近くの福祉施設のデイサービスを一時受けていたが、昨年7月ごろから依頼しなくなっていた。

 県警は、3人が食事を十分に与えず、デイサービスも打ち切るなど、介護の状況が悪質であることから、松田さんが死に至ることを認識し、死んでもかまわないという未必の殺意があったとみている。

 由美子容疑者らは、近所の人と会ってもあいさつ程度で、近所づきあいはほとんどなかったとみられる。

 介護放棄をめぐっては大阪府警が今月22日、寝たきりだった大阪市城東区の女性(当時61)に食事を与えず、治療も受けさせずに衰弱死させたとして、夫と子ども2人を保護責任者遺棄致死容疑で大阪地検に書類送検している。このケースでは女性が治療を嫌がっていたことなどから殺人容疑での立件は見送られた。

これはひどい。とも言い切れない事件です。
政策主導で療養病棟が減らされ、退院を余儀なくされた介護の必要なお年寄りは自宅に戻ることを余儀なくされているケースはたくさんあるようです。しかし、自宅で介護できる余裕のあるところは少なく、現実には「老老介護」であったり、子供が仕事をやめて介護に専念したりすると言ったケースが多々あるようです。
本来であれば、自宅で介護できない場合の受け皿として介護施設のようなものがどうしても必要になってくるわけですが、国はこうした「下流」の整備をすることなく「上流」の療養病棟をぶち壊しに掛かれば、下流では洪水が起こるのは必然の流れでしょう。
このニュースに関しては同情しきれない部分もありますが、今後このようなケースは増えてくるんじゃないかと思います。あ、もしかしてこれが国の狙いですか?
そもそも、在宅へのシフトを進める政策には疑問を感じいています。このことについてはまたいつか書きたいと思います。

2007年1月28日

●女性は産む機械

「失礼なので取り消した」  柳沢厚労相

 柳沢伯夫厚生労働相が「(女性は)産む機械」などと発言した問題で、厚労相は27日夜、静岡県掛川市で共同通信の取材に応じ「人口統計学の話をしていて、イメージを分かりやすくするために子供を産み出す装置という言葉を使った」と説明。「(発言の後)すぐに、大変失礼なので、どういう言葉で取り消したか記憶にないが、取り消して話を続けた。その場で適切でないと、とっさに何度か言い換えた」と話した。
(共同)
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2007012701000401.html

本人からしてしまえばつい口が滑ってしまったのでしょうけど、国会議員なら気をつけなければいけませんね。正直こういったことでねちっこく叩くのもどうかとは思うのですが。

ところがこのような発言に敏感なのが海外。

Japan's health minister has referred to women as "birth-giving machines" in a speech to a local political meeting.
http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/6306685.stm

Japan minister slammed for calling women 'child-bearing machines'
http://news.yahoo.com/s/afp/20070128/wl_asia_afp/afplifestylejapandemographywomenpopulationsociety;_ylt=Agzr7gtfuCBKGxOhxSJmRJdvaA8F;_ylu=X3oDMTA0cDJlYmhvBHNlYwM-

Reports: Japan's health minister calls women 'birth-giving machines'
http://www.iht.com/articles/ap/2007/01/28/asia/AS-GEN-Japan-Health-Minister.php

Japan's health minister described women as "birth-giving machines"
http://www.foxnews.com/story/0,2933,247659,00.html

大人気なようです。

この柳沢伯夫というひと、地元は静岡3区で、掛川西高から東大に行き大蔵省に入るといった典型的なエリートコースを歩んできた人。専門は金融らしいけどこの間の組閣でなぜか厚労相にされてしまい不本意だとか何とか。

●ゲロゲロ

朝日新聞の社説だけれど。。笑わせてもらった。
昨年の「ニュー安倍 君子豹変ですか」は嫌味ったらしくて気持ち悪かったが、これもどうかと思う。
社説と言うのは「その社の責任ある意見および主張として載せる論説」である。それの書き出しが『ゲロゲロ、困ったな」とは・・・。

ツボカビ症 カエルの危機は人の危機

 ゲロゲロ、困ったな。

 ぼくたちカエルの一族と両生類の同胞が、絶滅の危機だというではないか。ツボカビ症という皮膚病が地球のあちこちで猛威をふるっているようだ。

 98年に報告があった感染症。被害はそれ以前からあったらしい。豪州や中南米などで大勢の仲間が犠牲になっている。その病気が、ついに日本に上陸した。

 この知らせを受けて、日本野生動物医学会、世界自然保護基金(WWF)ジャパンなどが「カエルツボカビ症侵入緊急事態宣言」を出してくれた。

 「私たち専門家は速やかに行動計画を策定し、可能な限りの努力を尽くす」として、お役所にも実態調査や検疫の強化、販売・流通の監視などを求めた。

 ツボカビ症を起こす微生物(真菌)は、ぼくら両生類の皮膚で増殖し、水中では自ら泳いで広がる。感染したぼくらの仲間やその死体を野外に出したりしないよう専門家は呼びかける。この病気にヒトがかかったという報告はないが、両生類の致死率は90%以上という。

 それにしても、宣言には驚いた。

 たしかに、ヒトビトは最近、地球規模で広がる感染症の対策に熱心だ。ただ、各国の政府や国際機関などが予防や封じ込めに乗り出すのは、ヒトの病気か、いずれヒトの健康を脅かしかねない動物の病気が中心だった。

 ところが今回は、ぼくたち野生動物のために、腰を上げてくれたのだ。

 一昨年秋に米国で開かれた両生類保護サミットでも、世界中の科学者が、新たな脅威としてこの問題を話し合った。

 それはきっと、ぼくらの危機が、回りまわってみんなの危機になることに気づいたからに違いない。ぼくらが減れば、ぼくらを食べるヘビや鳥も道連れになって減る。その一方で、ぼくらが食べる虫たちは、大手をふってのさばるだろう。こうなれば、自然界の生態系はがたがただ。農業に携わるヒトビトも困ったことになる。カエル嫌いのヒトも「関係ない」では済まない。

 そもそも、このツボカビ症はヒトビトがつくり、広めたものらしい。

 麻布大助教授の宇根有美さんによるとこの真菌は、もともとアフリカツメガエルの仲間に寄生し、静かに暮らしていた。この仲間とは相性がよく、悪さはしなかった。ところが1930年代、この仲間は人間の妊娠判定に使う動物として重宝され、アフリカからの輸出が増えた。輸出先で別のカエルにとりつき、病気を起こすようになった。次に食用のウシガエルが感染を広げ、最近は、ペットブームで飛び火しているのだという。

 仲間たちをかわいがって世話してくれるのはうれしい。でも、それにはリスクが伴う。宣言にある「むやみに野生の両生類をペットとして飼育することは慎んで」という言葉に耳を傾けてほしい。

 ともあれ今回、ヒトビトはぼくらを地球の仲間と思い、本気になってくれた。敬意を込めて、ゲロゲロ。

http://www.asahi.com/paper/editorial20070128.html#syasetu1

●Version 3.34

MTの新バージョンが出てたんでこっそりバージョンアップ。相変わらずアップロード作業に時間が掛かってめんどくさい。
不具合が出ないかちょっと様子見ようかとも思ったけれど、思い立ったのでやってしまう。
WordPressにもちょっと興味があったりもするけど、別に今特に困ってないからいいか。

近頃何をするにもモチベーションが沸かない。
Google Readerを開けばあちらこちらで医療崩壊だ何だという話題が出ていて不安になるし。最もそういうフィーとばっかり登録してるのも悪いかもしれないが、知らないよりは知っていたほうがいいとは思っている。

2007年1月25日

●医療崩壊のまとめ

どうやら限界を超えたようです。私にできることと言えばコピペるだけ。
以下、コピペのコピペのコピペ

総論:勘違いっていうか勤務医師不足は以前から指摘されてたけどね。現場が踏ん張ってきたけど。踏ん張っていた人を犯罪人扱いし始めた(福島・奈良の件ね)のが崩壊の決定打だと思うよ。

1.もともと勤務医は不足していた
 勤務医って労働基準法完全無視の状態で働いたからね、もともと不足していたw。自らの使命感に燃えて、患者の生命優先で働くと昼夜問わず働かないといけなかったけど、昨今の情勢(福島・奈良事件等)でトサカにきた勤務医が燃え尽きて遵法闘争または逃散を始めてしまったと。そしたら足らなくなるのは当然だわ。

2.医師数の捏造
 厚生労働省は医師数は増加してると言うけど、引退した人完全無視だもんねw 医師免許持ってて別の仕事してる人とか 寿退職した女医とか無視。実労勤務医師数は減ってるよ間違いなくwあと、医師数を抑制していたのは医師会とか言う人いるけど少しぐぐれば分かるよw。違う、医師会にそんな力なんてない しかも医師会は開業医の団体 今不足してるのは勤務医。もし医師会に強い政治力があるとするなら国公立病院の95%以上が赤字になるまで診療報酬が下げられるわけ無いでしょw。医師数を抑制してきたのは財務省の走狗の厚生労働省。医師数の増加=医療費の増大になるからね。

3.女医の増加
 いろいろ言われてるけどやっぱり大きいよこれ。新人医師の4割が女性だとしたらそのうちの何割かは寿退職w んで当直とかの労働しないわけで医療界でも完全に逆差別起こってるし、男性勤務医が奴隷化してるw

4.給与格差
 民間と国公立比べると本当にひどいと思うよ。総合病院で一人の勤務医が稼ぐ金額はおよそ年1億。んで医師の給与は民間約1200-2000に比べ、国公立は800-1600ぐらいだと思う。そりゃ民間に逃げるわ。年400万も差があれば、なんでこんなに差が出るんでしょうねw

5.医師の労働量の増大
 医療が高度化するとやること増えるのはわかるよね。あと、インフォームド・コンセントwとか患者に説明する時間も必要になった。しかも訴訟対策用にね。昔は「お任せします」の方が多かったけど、今はそうじゃないからね。あと 何回も説明求める患者もいる。無い時間をなんとか作って説明するけど、医療側からすると説明って1円にもならない。

6.高齢化社会
 まぁ言わずもがなw 散々やりたい放題してきた団塊世代が定年を迎えます。医療が必要になる人口はますます増えます。この世代の血管って今の老人より間違いなくボロボロ;脳卒中、心筋梗塞、脳血管性痴呆患者は増えてく一方だと思う。今でさえ 需要>供給なのに、それが加速されていく。

んで、医療崩壊なんだが、自由診療にしたがってるグループがあるのよ。
 外資保険会社:世界一と言われる日本人の預貯金を虎視眈々と狙ってます。
 厚生労働省:国民の健康より天下り先の確保と財務省を怒らせないために医療費の抑制しか考えてませんw
 あと、援護射撃してる一群
 マスコミ:外資保険会社に逆らえませんw 捏造・恣意的報道なんでもありです。
 司法:なんだか良く分からないけど医療にも業務上過失致死だそうですw 現場からしたら防衛医療に徹するしかなくなるわけですが。
 DQN患者群:これはどの職業でもあるでしょうね でもこの状況では診療を断れるほうに逃げるのは当然でしょうw

患者として渦中にいる身なんですが、ただおろおろするしかないのでしょうか。

●業務上過失致死

旭医大医療事故 旭川東署が医師を書類送検 業過致死の疑い2007/01/23 16:00

 【旭川】旭川医大病院(石川睦男院長)で二○○五年四月、入院していた上川管内の男性=当時(80)=が薬剤を過剰投与されて死亡した医療事故で、旭川東署は二十三日までに、業務上過失致死の疑いで、投薬を担当した男性医師(40)を書類送検した。

 同署の調べなどによると、男性医師は同年四月二十二日夕、血液の凝固を抑えようと、入院中の男性に、誤って本来の量の四倍を超す薬剤を投与。翌日、男性を敗血症で死亡させた疑い。

 事故後、同署は男性医師や病院から事情を聴き、カルテを調査するなどした結果、薬剤の過剰投与と男性の死亡に因果関係があると判断した。

 書類送検を受けて、同病院は「因果関係については警察が捜査していることなので、病院としては判断できない。今後はチーム医療を徹底し、再発防止に努めたい」と話している。病院側は○五年十二月、「解剖検査していないため、過剰投与が直接的の死亡原因かは明確に判定できない」とする調査報告書を公表していた。

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20070123&j=0022&k=200701230928

旭川医大ということで一瞬ドキッとしたのですが、それはともかく。

詳しい事情はよくわかりませんが、医師一人が責任を取らされるということには違和感を感じます。薬剤の投与量を決めるにあたり、二重にチェックするなどのシステムがなかったのでしょうか。人は必ずミスを犯す。ということを前提に考えれば、これは医師個人の責任にとどまらず、病院のシステムの問題ではないかと思います。

ついでなので『業務上過失致死』について。

ここで言う『業務』とは社会生活上の地位に基づき反復継続して行う行為であって、生命身体に危険を生じ得るもので、日常用語の『業務』とは若干意味合いが異なるようです。たとえばこの定義だと自動車の運転も業務になります。

本罪の構成要件には「その過失がなければ死傷するはずがなかった」ということが必要だそうですが、この件の場合男性の年齢が80歳であるということを考えると微妙な気がしますが、何せ詳しいことがわからないのでなんとも言えません。詳しいことがわかったところで私に判断する能力はありませんが。

病院側は「解剖検査していないため、過剰投与が直接的の死亡原因かは明確に判定できない」と言っていますが、もしかして司法解剖に回されてしまって結果を教えてもらってないのでしょうか。

しかし、いずれにせよ投薬ミスがあったのは事実なようですので、今後こういったミスが起こらないようにしてほしいものです。

2007年1月23日

●県立こども病院小児科医師 袋井市民病院に派遣

 県は深刻化する医師不足の緊急措置として、2月から3月末まで県立こども病院の小児科医師を週3回交代で袋井市民病院に派遣する。石川嘉延知事が22日の定例会見で明らかにした。

 県立こども病院で医師2人の採用が決まったことを受け、地域医療を確保する観点から緊急を要する袋井市民病院への派遣を決めたという。県立総合病院でも医師5人を募集中で、同病院で派遣体制が整えば、掛川市立総合病院への派遣も検討している。

 県条例に定める職務専念の免除と地方公務員法の兼業許可による初の取り組みで、医師は派遣先の身分となり、派遣先から報酬を受ける。

 県内では特に中東遠地域などを中心に病院勤務医の不足が深刻化している。県は本年度、研修医の受け入れ事業や県内の病院による都内での合同就職説明会、医師の再就業支援事業などの医師確保対策を積極的に進めているが、成果が上がっていないのが現状。

 石川知事は「市町立病院や日赤、済生会など公的病院で特に産科を中心に医師不足が続いている。今回の小児科以外の診療科目でも順次調整がつき次第派遣し、当面の医師不足の解消に努めていきたい」と強調した。

http://www.shizuokaonline.com/local_social/20070123000000000014.htm

応急処置でしょうね。そこまで事は深刻なようです。・・・なんて傍観するわけにも行きませんね。県内で袋井市民病院が一番深刻だったということでしょう。近いうちに掛川市立病院と併合といい話もある、ということは前にも書きました。

記事中でちょっと気になったのですが

県立こども病院で医師2人の採用が決まったことを受け、地域医療を確保する観点から緊急を要する袋井市民病院への派遣を決めたという。県立総合病院でも医師5人を募集中で、同病院で派遣体制が整えば、掛川市立総合病院への派遣も検討している。

県立こども病院ですら2人しか採用が決まらなかったのに、県立総合病院で5人確保することは可能なのでしょうか?掛川市立病院はその次のようですが・・・。
今回の小児科以外の診療科目でも順次調整がつき次第派遣し

どこから派遣するのでしょうか?県内にそんな余力のある病院があるのでしょうかね?

今日から毎日新聞で「医療クライシス」なる連載が始まったようです。素直に「危機」と書けよ、と。それはともかく『奈良事件』なんて事があったのに、「毎日新聞よ、お前が言うな」的な感は否めませんが一応紹介。

医療クライシス:東京・大阪の公立病院、半数が診療縮小--毎日新聞調査

 <2面で連載スタート>

 ◇常勤医285人不足

 医師不足などのため、東京都と大阪府内の計54の公立病院のうち、公立忠岡病院(大阪府忠岡町、83床)が3月末に閉院するほか、半数近い26病院で計46診療科が診療の休止・縮小に追い込まれていることが、毎日新聞の調査で分かった。常勤医で定員を満たせない病院は45病院あり、不足する常勤医は計285人に上る。非常勤医で穴埋めできていない病院もあり、医師不足によって病院の診療に支障が出る「医療崩壊」が、地方だけでなく2大都市にも広がり始めている実情が浮かんだ。

 調査は都府立、公立、市立病院(大阪市立大病院を除く)と、都保健医療公社が運営する病院を対象に実施。00年以降の診療休止・縮小の状況や、今月1日現在で常勤医が定員に満たない科の数などを尋ねた。

 閉院を決めた忠岡病院は、03年に12人いた医師が05年には4分の1に激減。昨年4月に皮膚科と泌尿器科、今月は脳神経外科を休止し、病院自体も存続できなくなった。

 診療科別に見ると、休止・縮小したのは、産科・産婦人科が計10病院で最多。次いで小児科6、耳鼻咽喉(いんこう)科が5病院だった。

 不足している常勤医数は、内科が18病院で計47人と最も多く、麻酔科15病院29人、産科・産婦人科が16病院27人、小児科が11病院22人と続いた。不足の理由は、▽04年度導入の新医師臨床研修制度をきっかけに、大学病院が系列病院から医師を引き揚げた▽勤務がきつく、リスクを伴うことが多い診療科が敬遠されている--など。

 診療への影響は、「救急患者の受け入れ制限」(都立大塚病院・豊島区)など、救急医療への影響を挙げる病院が目立つ。住吉市民病院(大阪市)のように、産科医不足による分べん数の制限を挙げる病院も多かった。

 打開策については、都立墨東病院(墨田区)などは「給与水準引き上げ」と回答、府立急性期・総合医療センター(大阪市)が「出産・子育てから復職支援など女性が働きやすい環境作り」を挙げるなど、労働環境の改善を挙げる病院が目立つ。「医療訴訟に対する裁定機関や公的保険制度の確保」や、「地域の病院と連携し、医師の診療応援など交流を図る」などの意見もあった。【まとめ・五味香織、河内敏康】

 ◇「高額医療費」実は平均以下--OECDデータ

 地方だけでなく、大都市にも「医療崩壊」が広がり始めた背景には、日本の低医療費政策がある。医療費を巡る政策論議では長年、いかに抑制するかがメーンテーマとなってきたが、経済協力開発機構(OECD)の国際比較データからは、正反対の実情が浮かぶ。

 医療費を対国内総生産(GDP)比でみると、日本は1960年代半ばの一時期にOECD加盟国平均に達していた以外は、一貫して平均を下回っている。03年もGDP比8%で、平均の8・8%に届かない。

 特に、先進7カ国(G7)の水準には程遠く、差が広がるばかり。03年のG7平均は10・1%で、日本はG7平均に比べて医療費の支出が2割も少なく、先進国並みに医療にお金をかけているとは言えないのが現実だ。

 人口1000人あたりの診療医師数(診療に従事する医師の数)は、一度もOECD平均を上回ったことがない。差は年々拡大し、04年には平均3・1人に対し日本は2人。OECD平均に達するには、医師を1・5倍に増やす必要がある。

毎日新聞 2007年1月23日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20070123ddm001100103000c.html


都市部でもこんな状況ですから地方に関しては何をかいわんや。です。記事中にもありますが、とりあえず医療費削減へ向かっている政策を見直させねばいかんでしょう。毎日はせめてもの罪償いとしてこれを主張すべきです。

ついでですが今日の毎日の社説ですが・・・お前が(以下略)

社説:ねつ造番組 報道機関を名乗る資格がない

 フジテレビ系列で放映されたバラエティー番組「発掘!あるある大事典2」でデータやコメントのねつ造が発覚した。納豆を食べるとダイエットできるという番組内容はまったくのでたらめだった。

 制作した関西テレビ(大阪市北区)は20日に緊急会見した。やせたことを示す写真は別人で、米国の大学教授の発言について日本語訳をねつ造したり、正常値になったとされる中性脂肪値は実際には計測すらしていなかった。

 今月7日の番組放送の直後から、納豆が急に売れ出し、価格も急上昇して、店頭から姿を消したところも多かった。ところが、ダイエット効果についてはまったくのねつ造で、増産体制をとった業者は一転して過剰在庫を抱えるなど、混乱が広がっている。

 テレビ番組をめぐっては、やらせや視聴率操作などの問題がこれまでも続いたが、ねつ造が引き起こした社会的な影響の大きさという意味から、今回の番組は特に悪質だ。新聞でいうなら社長が辞任に追い込まれた朝日新聞の「サンゴ事件」に匹敵する。

 にもかかわらず関西テレビは自覚に乏しい。緊急会見では当初「事実と異なる部分があった」と繰り返すだけで、記者から追及され、会見の最後でようやくねつ造を認める始末だった。

 会見では社長が「報道機関でもある放送局として」とも語っていた。しかし、こんな状態で報道機関と言えるのだろうか。関西テレビだけでなく、フジテレビ系列局全体としてとらえるべき問題だ。ライブドアとの攻防の際、フジテレビは「公共性」を強調していたが、公共性を語る資格があるのかとも言いたい。

 番組制作会社に丸投げし、テレビ局はノーチェック状態だったことも明らかになった。特定の食品を大量に食べればやせられるなどという話は常識的におかしく、それに気付いて当然だった。

 視聴率を稼ぐと同時に制作費を削り利益を増やそうとするテレビ局の経営姿勢が、ねつ造ややらせを生んでいると指摘されている。ねつ造は番組制作会社のスタッフの行為だが、少ない予算で酷使し、視聴率の獲得まで強いているテレビ局の責任はさらに重大だ。

 テレビ局は、コンテンツ産業の頂点に君臨してきた。しかし、コンテンツ産業の大部分がテレビ局の下請けという構図のままでいいのだろうか。お手軽なバラエティー番組ばかりが量産され、ねつ造ややらせまで行わざるを得ない状態でまともなクリエーターが育つとは思えない。

 テレビ放送のデジタル化が、巨額の公費をつぎ込んで行われているが、テレビ局と番組制作会社の関係がこのままでは、今回と同じことが繰り返されかねない。

 放送と通信の融合はさまざまな観点から論じられ、コンテンツ産業の育成も大きなテーマだ。そのためには、番組制作をテレビ局の下請けから解放するという視点と、そのための方策も必要なのではないだろうか。

毎日新聞 2007年1月23日 0時55分
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/shasetsu/news/20070123k0000m070155000c.html

2007年1月19日

●ヨーコの話

コメント書く余裕がないんで紹介だけ。
だったらいわゆる従軍慰安婦はどうなるんでしょうかね?最も火のないところに火をつけたのは朝日新聞ですが。

波紋呼ぶ米中学教材『ヨーコの話』(上) 「韓国人が日本人少女に暴行」…内容に現地韓国系市民が反発 

 日本の敗戦直後、韓国人らが韓国から脱出しようとする日本人の女性や子供を迫害し、性的暴行をほしいままにしたという内容が記された日本人作家の自伝的実話小説が、米国の全地域で中学校の教材として使われていることが分かり、現地の韓国系市民らが強く反発するなど、波紋を呼んでいる。

 問題の本は、日本人鉄道会社社員の娘で、1945年の日本敗戦時に北朝鮮の羅南から脱出したヨーコ・カワシマ・ワトキンズ氏が書いた『ヨーコの話(So far from the Bamboo Grove:竹の森遠く)』。

 1986 年に出版されたこの本は、第2次世界大戦で日本が敗戦した当時、11歳のヨーコと家族らがソウルと釜山を経て、日本に脱出する過程で体験した内容を記している。ヨーコ氏は、脱出の過程で起きた韓国人らの日本人に対する無慈悲な追跡とテロ、脱出過程での苦痛と飢えなどを描写し、人々がばたばたと死に、性的暴行がほしいままに行われるのを目撃したと記述していると伝えられている。

 この本は、2005年にフリーライターのユン・ヒョンジュ氏が翻訳し、出版社「文学洞内」から『ヨーコの話』という題名で韓国でも出版された。

 この件について、米日刊紙ボストン・グローブは最近の一連の報道を通じ、米国の全地域で中学校の教材として採択されたこの本に対し、一部韓国系生徒と保護者らが強く異議を唱えていると伝えた。

 同紙によれば、マサチューセッツ州のドーバー・シェルボーン地域の学校協議会は今月7日、この本の教材としての使用継続を問う投票を行った結果、この本に関する授業を修正することを決定した。

 これに先立ち、この地域の保護者13人が「『ヨーコの話』は韓国人に対する偏向した認識に基づいて書かれており、性的暴行の描写が余りにも露骨だ」とし、この本を正式な教科課程から除外すべきだと主張した。

 ある韓国系生徒の保護者は、同紙とのインタビューで、「わたしの父は韓国語をしゃべったというだけで日本軍に殴り殺されたというのに、日本軍の蛮行については一切の言及をせず、韓国人をならず者のように描いたこの本の影響を、わたしの息子が受けるのではないかと心配になる」と語った。

カン・ヨンス記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2007/01/18/20070118000039.html

波紋呼ぶ米中学教材『ヨーコの話』(下) 「韓国人が日本人少女に暴行」…内容に現地韓国系市民が反発

 しかし、『ヨーコの話』については現地の韓国系社会でも賛否をめぐる意見の対立が起きていると伝えられている。

 例えば、韓国系のジェフ・リー君(17)は「この本は本当に素晴らしい本だ。この本が学校教材としてずっと使われ続けるべきだと思う」と語ったと同紙は伝えた。

 「わたしの父は鉄道会社で働いていた民間人で、戦後シベリアに抑留された」と自己紹介したヨーコ氏は、今回の件について、「わたしは韓国人を偏向した認識で書いたつもりはなく、これからも教材として使われ続けることを望んでいる。自分は平和活動家であり、日本政府は過去の戦争で犯した残虐行為について既に謝罪したと思う」と述べたと同紙は伝えた。

 今回の件に関し、ハーバード大で韓国史を教えているカーター・エッカート教授は、ボストン・グローブへの寄稿文で、「この本に記されたサバイバル・ストーリーは人の心に訴える力があるが、日本が40年間韓国を支配し、従軍慰安婦の徴集や強制連行などをほしいままに行った歴史的脈絡を省略したことも、この本が強い影響力を持つことになった一つの理由といえる。結局、歴史的脈絡とバランス感覚が重要だ」とコメントした。

 また、池永善(チ・ヨンソン)駐ボストン韓国総領事は、聯合ニュースとのインタビューで、「『ヨーコの話』問題は、昨年9月にボストン近郊の韓国系生徒の保護者らが本格的な反対運動に乗り出したことで火が付いた。また、ほぼ同時期にニューヨークでもこの本に対する拒否運動が展開され、この本の教材使用を禁止するための組織的な運動が本格化した。この本のため、韓国系生徒らが差別や衝撃、羞恥(しゅうち)心を感じていると訴え、米政府や政界、マスコミなどを対象に積極的な是正運動を展開している」と説明した。

 続けて池永善総領事は「米国の学校でこの本を教材として使用するのは、韓国系生徒や保護者らに対する一種の人種差別であり、人権侵害だといえる。韓国系生徒の保護者らは、この問題を正すため、連邦教育省や州教育省に正式抗議する予定であり、領事館としては連邦教育省や州教育省に既に抗議書簡を発送した」と抗議活動の状況を紹介した。

カン・ヨンス記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS

2007年1月18日

●今やるべきこと

アクセスログを見ていたら、どうやらモトケンさんのブログの延命治療についてのエントリーにリンクが貼られた模様。議論にとてもついていけないのでひたすらROMに徹し、コメントで無知を晒すのも恥ずかしかったのでここでひそかに書いていたのだが、どうやらリンクした際のリファラでばれてしまったようだ。別に困ることはないのだが、もう少しまともな内容を書かねば・・・。

あいにく私には法律の知識もなければ医学の知識もない。その上日本語の能力も怪しい(語尾の処理がゆれまくりである)ので、こういう問題について語るにしてもどうしても感情的な面から出しか捉えることができないのが残念ではあるが、こればっかりは仕方がない。

入院生活をしている以上時間には制約がある。目にできる情報にも限りがある。実質4-5時間しかないパソコンを使える時間で、RSSリーダーに登録してあるブログの記事を読み、ニュースをチェックし、メールのやり取りをし・・・なんてことをしていると、いっぱいいっぱいになってしまう。そろそろ取捨選択をしなければいけない。

2007年1月14日

●日本語能力の低下

最近真剣に悩んでいることがある。日本語の能力が確実に落ちてきている。もともと高かったとは言えないので、落ちていると言う表現は適切ではないかもしれないが、とにかく自らの日本語能力、特に語彙力が落ちている。

最近『医療崩壊』という本を読んだのだが、この本の中に使われている熟語の中に読めないものがたくさんあって軽くショックだった。意味は文脈から想像出来るのだが、読み方が分からないのは呼んでいてすっきりしないし、何より自分で文章を書くときに使うことができない。読みながら辞書を引けないので、その場で頑張って覚えてあとで辞書を引こうかと思ったのだが、大抵忘れてしまう。

昨日とあるブログのコメントを書いているときのこと。「受けている公共サービスより高い額の税金を払っている人は少ない」と言ったニュアンスの文を書こうと思ったのだが、「受けている」ではどうも格好がつかないので、別の言葉を使おうと思ったのだが、どうも出てこない。漢字二字の言葉だと言うことは分かる。と言うか知っている言葉のはずだ。もう少し言うと、二文字目が『受』という字だった気がする。

ということをしばらく考えていて、多分『享受』だろうと言う結論に至った。きっとあっているはずだが、もし間違っていたら恥ずかしいな。最近インターネット上でも『桎梏』とか『蹉跌』とかが読めないどころか意味も分からずあわてて辞書を引いた。

おそらく本をほとんど読まなくなった(と言うより読めなくなったのだが)のと、会話と言うことをほとんどしなくなったことが大きいと思う。新聞はよく読むのだが、基本的に中学生でも読める程度の語彙で書かれているはずなので、効果があるかは微妙なところ。やはり文学を読まないといけないかもしれない。今度三島由紀夫でも読もうかな・・・。会話をしないと言うのも大きい。基本的に対面してのコミュニケーション手段は「読唇+声らしき音」なので、できるだけ簡単な言葉を選んで使わないと相手に伝わらないと言った事情がある。だからこそ、ネット上で意識的に文章を書くトレーニングをしている。多分何もしないよりはマシだとは思うが。

●ヤマタクの成果

核を拉致してきました
でもスイッチ忘れてきました

しかし何しに行ったんだか
昔はまともな国防系の議員だったらしいですが。
その頃のことは知りませんが、女性スキャンダルで失脚後、復活する際に何かあったと勘ぐってしまいます。

しかし、この人を選んだのは福岡2区の人間ですけどね

2007年1月12日

●誰が味方?

元ネタはここ
http://blog.m3.com/TL/20070112/2

医療費削減の名の下に、本当にリハビリが必要な人のリハビリまで制限してしまうリハビリ制限撤廃に賛成した国会議員一覧らしいです
http://hodanren.doc-net.or.jp/news/unndou-news/riha-sanndou/riha-sanndou.html

自民党少ないなぁ・・・。

公明はゼロですか。それはどうでもいいんだけど。公明党って弱者に優しいはずじゃなかったっけ?

自民党にはせめて憲法改正まではがんばってもらいたいんだが。どっち道憲法改正には民主党の協力が必要だし、前原とかは安全保障の分野じゃかなりまともな考え持ってるし・・・。

2007年1月11日

●入院医療費も定額に?

この間75歳以上の外来医療費が定額になるといったニュースがありましたが、国は入院医療費も定額にしたいようです。定額と言うと、患者の窓口負担が一定額で済んで患者にとって一見おいしい制度のように聞こえますが、実際はそうではなくて同じ病気、怪我であればどんな治療をしようと病院の収入が同じになる。つまり、極端な言い方をすればできるだけ手を掛けないほど病院は儲かる仕組みである。

また医療費削減ですか。ともぼやきたくもなる。政府が言うには、今後高齢化が進んで医療費などの社会保障費がどんどん高くなるから少しでも抑えなきゃいけない。らしい。確かにその推移だけ見ていけば今後どんどん増えていくといわれている医療費だが、日本のGDPに占める医療費の割合って実は先進国の中では最低水準らしい。それでいて平均寿命を見ても分かるように医療の質の水準は最高レベルといえます。今のところ「いつでも、誰でも、どこへでも」のフリーアクセスも保たれているので、「アクセス・コスト・クオリティ」の同時に満足することがないとされている3要素が満足しています。何が日本の医療を支えているかというと、ヒラリー・クリントン曰く、日本の医療従事者の「聖職者さながらの自己犠牲」だそうです。つまりは日本の医療費は高くない、むしろ医療従事者の待遇向上のためにもっと高くてもいいということが言えます。

下の記事中に『欧米より長い入院日数』とありますが、これにはからくりがあるようで、詳しくは下のリンク先を参照してみてください。
http://www008.upp.so-net.ne.jp/isei/htmls/t9.html

入院医療費、1回あたり定額に・厚労省検討

 厚生労働省は入院医療を対象に、病気やケガの種類が同じなら検査・投薬の数量や日数にかかわらず医療費を入院1回あたりの定額とする新制度を導入する検討に入った。過剰診療を減らして医療の効率化を促し、欧米より長い入院日数を短縮する狙い。2008年4月の診療報酬改定で導入を目指す。

 現在の医療費は入院・外来にかかわらず投薬や検査など診療行為ごとに決めた報酬単価を積み上げて算定する「出来高払い」が原則。診療行為をすればするほど医療機関が受け取る報酬が増えるため、必要性の低い検査をするなど過剰診療になりやすい面がある。(07:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070109AT3S2801W08012007.html

2007年1月 8日

●延命治療について

この件に関しては各誌に記事が載っていたが、朝日の記事が詳しそうなのでこれを引用する。

倫理委が延命治療中止容認の結論 岐阜県立多治見病院 2007年01月08日12時16分

 岐阜県多治見市の県立多治見病院(舟橋啓臣院長)の倫理委員会が昨年10月、病院の終末期医療のマニュアルに沿って80代男性の延命治療中止を容認していたことが分かった。最終的に院長が認めず、男性は治療を受けながら死亡したが、延命治療中止を巡っては国や学会などに明確な指針がなく、病院の倫理委段階での容認も珍しいという。

 病院によると、男性は昨年10月、食べ物をのどに詰まらせて、心肺停止の状態で救急車で運ばれた。救命救急センターの治療で心拍が再開したものの、人工呼吸器を付け、強心剤投与が続けられ、回復の見込みがないと診断された。

 男性は96年7月14日付で「重病になり、将来、再起(の可能性が)ないとすれば延命処置をしないでほしい」とする文書を家族に託しており、入院2日目に家族が延命治療の中止を申し出た。

 病院はマニュアルに従って、副院長を委員長とする倫理委員会(外部委員2人を含む13人で構成)を開催。この男性の治療に関係していない医師2人の「回復の見込みがない」とする診断と、文書は本人の直筆か、書いた後で意思の変化はないかなどを確認したうえで、昨年9月に作った病院の終末期医療のマニュアルに沿い、人工呼吸器を外すことなどを容認した。

 しかし、倫理委の報告を受けた舟橋院長は「国などの指針が明確でなく、時期尚早」と判断。昨年3月、富山県の射水市民病院で人工呼吸器を外して問題化した例もあり、「現段階では、医師だけが責任を問われかねない」として治療中止を認めなかった。

 男性は入院3日目に、人工呼吸器などの治療を受けたまま、「蘇生後心不全、蘇生後脳症」で死亡したという。

 男性の治療にかかわった同病院の間渕則文・救命救急センター長は、延命治療の中止について「現場の医師は日常的に判断を迫られている。法整備やマニュアルがないと、医師1人が悪者にされた射水病院のようなことが今後起きる」と話している。
http://www.asahi.com/life/update/0108/004.html

人工呼吸器を使った延命治療についてはたびたび議論になるが、法律も絡んでくるので非常に難しい。
とりあえず今回のケースを見てみると


  • 本人の延命拒否の意思がはっきりしていた(ただし10年前の書面)
  • 家族も同意していた
  • 病院の倫理委員会も延命中止を容認した
  • しかし院長が認めなかった
  • 結局男性は人工呼吸器をつけたまま亡くなった

この件についてはモトケンさんのブログで医療界や法曹界の方々の議論が深まっていてとてもついていけないのだが、一応人工呼吸器をつけた"当事者"として思ったことをいくつか書きたいと思う。

まず、私は今手も足も動かないし、呼吸も人工呼吸器に依存しているが、幸いなことに脳は(思想信条はともかく)健全ですので、こうして知的活動もできますし、自分の意思も伝えることができますが、もし脳に障害が残り、意識も戻らないような状態で生きたいとは思いません。おそらく大多数の人は同じ意見でしょう。

今回のケースでは患者本人の意思がはっきりしていて、家族も同意していた。倫理委員会も認めていた。にも関らず、院長が待ったを掛けたのはやはり責任問題になることを恐れたのでしょうね。下手をすればマスコミから袋叩きにあう可能性もありますし・・・。

ただ、いろいろ事情はあれど、この男性本人の意思が尊重されなかったのはとても残念だと思う。やはり、現場の混乱を防ぐためにも延命を中止する条件と言うのをきちんと整えなければいけないとは思うが、ここのケースで事情は異なるのに、基準を決めて機械的に判断してしまうのもどうかとは思う。

そもそも、人工呼吸器をつけてまで生きることが果たして"自然"なのだろうか?と思うことがある。本来、自分で呼吸できなくなれば死ぬのが自然である。わざわざ人工呼吸器をつけって"不自然な状態"にしておいてそれを外すだの外さないだのと議論をすることになんとなく違和感を感じる。この考えでいくと私も"不自然な状態"で生きているわけだが、これは自ら望んでこの状態を選択しているのだからいいとしよう。何を言わんとしているかというと、本人の希望が確認できたときのみ人工呼吸器を使用するようにして、それ以外の場合は呼吸器を使わないようにしてはどうだろうか?そうすれば無駄な延命治療も行われなくなり、医療費の削減にもなる・・・と思うのだが、やはりこの問題には問題が多すぎる。自分で言うのもなんだが。

そもそも、医療というのは"不自然な状態"を作り出すものだ。そのままでは死んでしまう人を自然の摂理に反して生かすために治療を行う。ブラックジャックの本間先生の言葉に 「人間が生き物の生き死にを自由にしようなんて、おこがましいとは思わんかね」 と言うのがあるけれど、運命に逆らう以上矛盾が生じるのも仕方ないのかなぁ、とは思う。

●中東遠で「共栄態勢」を 掛川の病院検討委

以前掛川市立病院が夜間の一次救急を取りやめるといったニュースがあった。
http://sekison.org/weblog/2006/09/post_21.html
医師不足によるものだそうだ。どうやら周辺の自治体も似たような状態らしく記事中にあるように共存共栄を図るらしい。

共存共栄などというと今まであたかも食いつぶしあってきたようにも取れるが、そうではなく集約化すると言うことだろう。個々の病院が厳しいのだからやむをえない流れかもしれない。

「掛川市立総合病院のあり方について」という提言書が1月4日に市長に提出されたようなので、目を通してみた。
http://lgportal.city.kakegawa.shizuoka.jp/mpsdata/web/6690/teigensyo.pdf

これを読むと今後は老朽化の進む袋井市立病院の立替時期に合わせて統合と言う形になりそうだ。
問題は統合先がどこになるかと言うことだが・・・。現在の掛川市立病院の場所だと、袋井から結構距離がある。近くに病院がないというのは不安だが、これでも全国的に見ればましなほうだろう。

それと、この提言書は現在の地方医療が抱える問題をうまくまとめられていると思った。

中東遠で「共栄態勢」を 掛川の病院検討委

 「掛川市立総合病院のあり方に関する検討委員会」(委員長・澤宏紀元国立健康・栄養研究所長)は4日、戸塚進掛川市長に提言書を提出した。提言書では、すでに打ち出していた袋井市民病院との統合に加え、菊川市、御前崎市などの自治体病院との統合、連携に踏み込み、中東遠医療圏の中で各病院が役割を分担する“共栄態勢”を提唱している。今後、自治体病院関係者で開いている「中東遠6病院・医療行政勉強会」で話し合うべきだとした。

 提言書では、掛川市立総合病院の将来のあり方として、市民だけでなく医師や看護師に「魅力のある病院」にするため、特色を持ち、職員の定員計画や経営改革を実施する。

 紹介患者を診療対象とし、救急医療の提供や地域医療従事者の研修も行う地域医療支援病院を目指し、高度専門医療も担う。災害時の拠点病院、地域住民の健康づくりをリードする役割も持つ。

 病院の規模は500床以上が望ましいとし、そのため、袋井市民病院との統合を進めるほかに、周辺の自治体病院と機能分担しての広域的な地域医療ネットワークを構築すべきだとしている。

 澤委員長は提言書提出後の会見で、「同じような病院が競いあってもうまくいかない。連携を強くしていくときにきている」と話した。

 また、戸塚市長は、今月中に議会に報告し、議会での議論を踏まえたうえで4月ごろに方針を出す考えを示した。

(2007/01/05 07:51)

http://www.sankei.co.jp/chiho/shizuoka/070105/szk070105001.htm

2007年1月 7日

●リニューアル完了

今月末を目処にこつこつ進めるつもりだったが、やり始めたらとまらずにリニューアル完了。配色で小一時間悩んだのだが、めんどくさくなってきたので白黒にしてしまった。どうせセンスないんで。ついでに3カラムにしてみた。

これからもうちょっと頻繁に更新できるようにがんばる予定。

2007年1月 6日

●生存報告

近頃更新をサボりまくっていて恐縮です。ほかのブログの記事を追っているだけでいっぱいいっぱいでした。しかし、そのおかげで最近の医療系のニュースにはずいぶんと詳しくなったかもしれないです。

それはさておき、当初設定したカゴテリの分類が使いにくかったり、サイトのデザインがなんとなく気に食わなかったりするんで、今月中を目標にリニューアルするつもりです。
しばしお待ちを