●ねこ騒動
今日の午後、リハビリから帰ってくると私の部屋の前の廊下で看護部長がPHSで話をしていた。もちろん院内連絡用のPHSである。私用ではない。
別に聞き耳を立てていたわけではないが、聞き取れた内容はこうだ
「…勤務表が印刷できるようになり(云々)…。それとですね、ねこの件ですが。」
ん?ねこ?一瞬耳を疑った。
その前の話は明らかに仕事の話である。勤務表の印刷がどうこう言っていた。しかし、ねことは何の事だろうか?看護部長の家で子ねこでも産まれて貰い手でも探しているのだろうか?それとも表ではいえない何かの隠語だろうか?などとひとり憶測をめぐらせていたら、看護師さんが話してくれた。その話によると…
どうやら病院にねこが住み着いているようである。しかも病棟のベランダに。どうやら患者さんが食べ物を与えているようだ。ここのベランダは外からも出入りできる構造になっていて(一応2階なのだが)外から偶然入り込んだねこに暇をもてあました患者が食べ物を与えた結果、住み着くようになってしまったという構図は容易に想像がつく。
ペットセラピーという言葉もあるように、動物に触れることは患者にとってもいい影響がありそうだが、きちんと管理された動物であればまだしも、野良の動物が病院内に棲みつくのは衛生上問題がある。以前も、病院の喫煙所の近くの外壁にツバメが巣を作り、親鳥がせっせと虫を運んでいたのだが、ある日突然きれいに撤去されていた。巣の下には大量の糞がたまり、不衛生だという理由だろう。時期的にヒナが巣立ってはいなかったので、非常に気になってはいる。
たまたまそのとき私の部屋の前のベランダにいたようで、何人かでどたばたやって確保していた。看護師さんたちも私そっちのけで一部始終を見ていた。私よりもねこの方が気になるようだ。(ちょっと僻み)
その後、病棟で引き取り手を捜していたのかしばらくがやがやしていたが、じきに静かになった。噂では八木山(近所の峠)に捨てに行くとか言っていたが、結局保健所にでも連れて行かれたのだろうか・・・。だとすれば安楽死になるのだろう。かわいそうだが仕方がない。

