掛川市立総合病院と、袋井市民病院の統合の件については以前にも少し書いた。(何のための代議士か)その後、コメントをいただいていろいろ勉強になったのだが、その後新たな情報があったので少し紹介してみる。
袋井市民病院 純損失6億円余 外来患者21%減 (cache)
記事の後半部分から引用する。
掛川市立病院との統合協議 袋井、議会が了承
袋井市議会は4日、全員協議会を開き、袋井市民病院と掛川市立総合病院の統合について掛川市に協議を申し入れるとした原田英之市長の提案を了承した。これを受け、原田市長は近く、戸塚進也市長と統合協議に向けた会談を行う方針。
あくまでも「協議を申し入れる」ことを了承したということなので、袋井市議会が統合そのものを了承したわけではないが、統合に向けての動きは着実に進んでいるようだ。
先の記事のコメント欄でも書いたが、掛川市議会特別委でも協議が承認されたようなので(本会議でも承認されたのかは不明)今後両市の間で具体的な統合内容についての協議がされるのだと思う。
それはそうと、記事中で気になったのが
病院統合にあたって医師確保の担保を求めるべきといった意見
「医師確保の担保」ですか。現在両病院で勤務している医師に「統合病院で引き続き勤務します」という確約書を書かせるとか・・・?逆効果のような気がしないでもないけれど。北風と太陽ではないけれど、力技で押さえつけるのではなく、「働きたい」と思われるような病院にしていくことが必要かと。
せっかくなので記事の前半にも少し触れてみる。
掛川市立総合病院と統合に向けた協議を進めていくことが決まった袋井市民病院(同市久能)が平成18年度事業会計決算で6億3900万円の純損失を計上していたことが4日分かった。13年ぶりに純損失を計上した平成17年度と比べ、6億円余りの増加。医師不足に伴う病院経営の悪化に歯止めがかかっておらず、今後の統合協議にも影響を与えそうだ。
医師がいないと病院は利益を出すことができない。と言うことは聞いたことがある。この間7対1の看護師配置基準が導入されたとき、看護師が不足していてこの基準を満たすことのできない病院が病棟を閉鎖したという話があった。「分子を増やせないのなら分母を減らせばいいじゃない」ということだと思うが、これは簡単に言ってしまえばオカネの話であって、極端な話、経営の事を考えなければ病棟を閉鎖しなくてもやっていけたはず。(今までもやっていけたんだから、ということで。)とこrが、医師が不足している場合は治療そのものが不可能となるのでどうしようもない。ということかと。
患者の減少については以前このようなコメントをいただいた
医療関係者から「店終いの準備中」と揶揄される袋井市民病院からは、医師ばかりでなく患者の流出(避難)が続いています。
袋井市については、知り合いの袋井市民の何人かに聞いてみましたが、一旦廃止に向かった流れは変わらず、患者への対応に対する不評が目立ちます。
共産党市議団が、袋井市民を対象に行ったアンケート調査でも、かなり辛らつな意見が多かったらしく、「入院が必要になったら、磐田へ行く。」が「袋井の病院へ。」を上回っていたようです。
「医師不足=十分な治療が受けられないのではないか」と言うロジックは十分に理解できる。もちろん袋井市民病院で勤務されている医師はがんばっているとは思うが、市民からこのような意見が出ている以上、統合は避けられないかとも思う。
協議で一番もめそうなのが新病院の建設場所だろう。両市とも「自分の市に」と主張するだろうから。統合となった場合はアクセス手段の担保も必要になると思う。